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プロット、ネーム、下描きまでの注意点

プロット/ネームの作り方

プロット

キャラがしっかりと出来上がったら、次はしっかりしたプロットを…。といっても、人によって色々違うでしょうし、同じでなくてはいけないということは全くありません。自分でやりやすい方法があったらその方がいいでしょう。一応参考として見て下さい。
基本的に「起」「承」「転」「結」でストーリーを書きます。
「起」=イントロです。読者に主人公の事を分からせるようなエピソード
「承」=出来事のはじまり
「転」=クライマックスです。盛り上がるところ。ヤマ場。
「結」=ラスト。余韻が大切。


上記を踏まえ、まず細かなセリフや仕草などを書いていきます。私は同時にここでどのページに何を描くのか…というのを大体決めてしまいます。そして大体1ページ分ぐらいのところで、区切ってわかりやすく、規定ページ内におさめるように、いらないところを消していったりまとめたりします。この時、思いついた表情やこまかな仕草、セリフなども描いてます。この方がイメージしやすくなります。


ネーム


次はネームです。私の場合は、見開きのバランスも見る為、本のように紙をホッチキスで留めて描いています。大体のコマ割りと、大体のキャラの位置などを簡単に描きます。私の場合、この後にちゃんとした、下描きとも言えるネームを描くので、ここではほんとに簡単に描いてしまいます。ページ内に収まるとわかればいいので…自分がわかればOKなレベルです。規定ページ内に収めることは重要ですので、何度でも練り直しましょう。

基本的にコマは、下の図のように読む進むのが普通です。
↓のように、コマ割りを複雑にすると、読む人がどのコマに進めば良いのかわからなくなるので、あまり複雑にしないことをおすすめします。

下描き


そして原稿用紙に下描きをします。
まず、投稿用サイズの原稿用紙ですが、専用の用紙は大体下のようになっているかと思います。赤いラインはメモリで、水色の枠内が、基準枠です。この中に通常のコマを書きます。基準枠内以外にセリフや切れて欲しくない絵は入れないようにしてください。タチキリは記してある場所まで描きます。
また、ノドの部分にも何も書かないようにしましょう。↓のピンクの部分がノドで、閉じる側の方です。
↓水色が基準枠なので、タチキリコマの場合は、外のメモリまで書き込んで下さい。手前で絵を切ると、印刷時に端まで絵が描かれていない状態になってしまいます。そして、タチキリでも、セリフは水色の基準枠内に入れないと、切れてしまいますので要注意。

見開きページの場合、普通の原稿用紙の場合は、描きにくいので片方のノドの部分を切り取り、裏をテープで止めて描くと描きやすいと思います。1枚で描く場合は、下の図のように、2枚をつなげたサイズで描きます。

次にコマについてですが、よく質問があったコマとコマの間についてです。
絶対これ!と、決まっているわけではありませんが、行の幅の方が広いのが普通です。
1ページ辺りのコマ数は、大体5〜6コマぐらいが多いかと思います。場面によりそれ以下、またはそれ以上もありますが、あまりにコマが多くチマチマしていると読みにくくなるので注意しましょう。


下描きで細かく描き込んでおけば、ペン入れもしやすいです。あまり書き込まないでペン入れに挑むと、線が迷ってよぼよぼになったり、汚く見えてしまったりします。プロや、慣れている人はそんなことないと思いますが、最初はしっかり下描きを描いたほうが失敗がありません。…


次はペン入れ/仕上げ


バナースペース